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Posted by RRD ◇3MranranlY - 2008.08.23,Sat
静岡東宝4階で13:10の回。遅れて入ったため客入りは未確認。

ポップスターを目指す気弱な青年がデスメタルバンドの悪魔にされてしまう、つーコミックが原作。

松山ケンイチだの加藤ローサだのはどうもいいにして、カジヒデキとかメガデスのマーティー・フリードマンが出て来た上に、KISSのジーン・シモンズが出てたんだから驚く。
出来ればこの世界の立役者・デーモン小暮閣下にこそこの映画に出て欲しかった。

つーかライブシーンがいいんだよなー。エレキの音、特にプログレッシブロックみたいのは好きなんだけど、メタルになるとちょい苦手、ましてデスメタルは、って感じなんだけど、その俺が、おお、この曲いいね、って思えるんだからデスメタルのよほどの名曲か、デスメタルっぽいだけのロックかのどっちかなんだろう。その区別はつかないけど、こういうのはアリだし、ちょいデスメタルに対する偏見は薄くなったかも。

それに対して主人公の根岸が目指すポップは本当に色あせて、インチキなもののようにさえ見えた。「ドリーム・ガールズ」で「キャデラック・カー」をパクった白人の歌のような、そんな感じの魅力のなさ。
カジヒデキが作った曲らしいけど、もちろんそういう役回りを果たすための曲だろうし、そういうものを意図して作れるってところがやっぱりプロなんだろうね。

1時間45分で音楽やってお笑いやって、キャラは立っててストーリーもあって、上手くまとまってるし、それぞれが上質で、人物像は平坦だけど東宝映画にこれ以上を求めるべくもない。ただ、なんか物足りないような気もする。
原作読めってか?
読もう読もう。
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Posted by RRD ◇3MranranlY - 2008.08.16,Sat
「こんなバカ騒ぎ、してみたい」

静岡ピカデリー2で21:45の回。

憂さ晴らしのラスベガス旅行で知り合った男女が泥酔のノリでそのまま結婚、目覚めて後悔、即ケンカ別れ。捨て台詞代わりに女のコインで男が回したスロットが300万ドルの大当たり。
男が力任せに小切手を奪ったものの、女が離婚の財産分与を主張して法廷へ。あきれた裁判官が離婚を認めず半年間の強制結婚を命ずる・・・。
なんだ、この書いててアホらしくなる設定は?

ところがこの世界のアホさ加減をぶっ飛ばすのがノリノリのキャメロン・ディアス。演じてるのか楽しんでるのか?そのテンションの高さが客席まで明るさを運んで来る。力技で心を持って行かれる。
自然、後半になんの工夫もなくありがちに話がまとまり始めると、途端にスケールが小さくなってくる感じだった。息切れ感が甚だしい。

前半にいろんなものを詰め込みすぎなんだよなー。
しっかりした女と、いい加減な男の対比の描写が細かすぎて笑えるというか、便座の上げ下げのクダリとか、男と女で若い会えない部分は世の東西を問わないんだね。そこら辺の応酬が男と女というより、子供と大人のやり取りのような感じで、そこでもお互いに補完しあう関係になっているところを上手く描いていた。
はっきり言って善悪で言えば男のほうが悪いような行動ばかり、しかし善悪で言わないところが素晴らしい。

「イン・ハー・シューズ」でキャメロンの肌の劣化が気になって、それは今回も変わらないけど、でも36歳って言われると信じられない。体の底からみなぎってくる若い力があるんだろう。

やっぱりラブコメはいいね。
つってもこれは一人で映画館で見るもんじゃなく、DVDが出たら何人かで酒でも飲みながら前半だけを繰り返して見ながらバカみたいに騒ぐのがいいんじゃないかと思うけど、でもそれが出来るのは欧米人だけのような気がする。
賢いけどつまらないと否定的に描かれていた中国系アメリカ人が他人事じゃない。

Posted by RRD ◇3MranranlY - 2008.08.13,Wed
浜松科学館で15:00の回。客入りは200人近くでほぼ満席。
KAGAYAスタジオのプラネタリウム番組。
去年からやってて、今年も続映。

はっきり言って看板に偽りありすぎ。
まず「プラネタリウム番組」っつーけど、プラネタリウムじゃないでしょ。正しくはプラネタリウムを投影するドームに映写するアニメ。
最初に午後8時の浜松の夜空なんかを見せられたものだから、夜空の差が歴然。

ビジュアル化困難といわれた「銀河鉄道の夜」の幻想世界を徹底考察し鮮明に再現
確かにこれはハイレベルに再現したと思う。でも超ショート。

もともと38分の番組に多くは望んではいなかったけど。
ただ、銀河ステーションとかサウザンクロスとか、カンパネルラー!とか、そういう「さわりの部分」(そういえば「さわり」の誤用がニュースになってたっけ。出だしではなく、盛り上がるところという本来の意味で)計5分くらいだろうか、ストーリーなんてそれだけ。
あとは原作読んでくださいノリ。

じゃ残りの時間が何かといえば、音楽に乗せて汽車が走ってる。
確かにこれ、すごい映像だと思う。そうなんだよな、宮沢賢治の銀河鉄道って松本零士の銀河鉄道と大きな差があって、方や星空を背景に走り、方や星空の中を走るんだよ。
この汽車が走る星空に包まれた川のほとりが、ものの見事に北上川なんだ。もちろん北上川の源流から河口まで知ってるわけじゃないけど、俺が賢治の足跡をたどって歩いた範囲の北上川をロマンで彩るとまさにこの映像そのものになる。
個人的にはこれだけ2-3時間回してもらってもあっというまに時間が過ぎそう。

だから、っつって仮にも「宮沢賢治原作・銀河鉄道の夜」と銘打ってるんだから、それなりにストーリーはまとめてほしかったし、これだったら予告編つーか「トレーラー」というべきものだよ。

つーことで極端な消化不良に陥ったものの、一方で心から満足したのも確か。でも他人には薦められないわ。
Posted by RRD ◇3MranranlY - 2008.08.07,Thu
シネギャラリー右側で12:35の回。客入りは40人ほどと大入り。

イギリスを舞台にしたロシアンマフィアもの。
18禁になっているのは、指をニッパでメリメリ切り落としたり、首掻き切ったり、(たいしたことのない)ファックシーン、そのどれかが理由。

かっこよかったなー、ヴィゴの体。あれは特定の競技に特化した肉体ではなくて、どんな戦いにでも対応できる、一昔前のプロレスラーの体、攻撃を受けられる体。ガリマッチョじゃダメージを吸収できないのよ。

残虐ともいえる描写はあっても、見てて不自然な感じはなくそれが必要だったとすら思える。全体として陰鬱とした雰囲気になっていないのは自己投影しやすい善人キャラに危害が加わっていないからか?
ヴィゴの本来の姿は途中で明らかにされる。一大転換の場面ではあるんだけど、特段驚きはしなかった。こういった転換のある映画を見てきていることもあるけど、そういう存在であってほしいという希望が心のどこかにあったんだろう。

映画のエンディングは一連の出来事の結末ではない。そう考えるとこの映画の主人公は実はヴィゴではなくて、ナオミ・ワッツと赤ちゃんのほうではないかと思う。
Posted by RRD ◇3MranranlY - 2008.08.05,Tue
「少女マンガじゃないんだからさ」

静岡シネギャラリー右側で19:00の回。客入りは20人弱。

妙に評判がいいので期待していたんだけど、夫婦仲がうまくいってなかったり、メンヘルだったり、弱くて汚くてみじめな自分をさらけ出して受け入れられたい女性とか、そういう人たちのツボにハマってるだけなんじゃないかと思う。
外野にいる客を引き込む力には欠けてる。

いや、引き込む力はあるんだ。役者はいいし、構成も表現の
テクニックも細かく盛り込まれているんだけど、引き込まれた後に
どこに行ったらいいのか分からないうちに冷めてくる感じ。
ツボにはまる人にとっては行きたい方向が映画が向かう方向そのままなんだろうけど・・・。

言葉は悪いけど、リアルの顔をした現代の少女漫画なんじゃないかな。女がダメ過ぎで男が理想過ぎ。
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